医療法人博真会 鶴田胃腸科内科
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最先端の内視鏡医療 Endoscope
鶴田胃腸科内科の内視鏡検査・治療室
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内視鏡治療について

#1 癌の治療で最も大切なこと
#2 さまざまな内視鏡治療

癌の治療で最も大切なことは、早期発見・早期治療です。


食道・胃・大腸などの消化管の早期癌やポリープは、早期発見であれば、開腹せずに内視鏡を使って疾患を切除する「内視鏡的治療」を行うことができます。
開腹手術に比べ、術後の痛みがなく、短期間で退院できるといった大きなメリットがあります。

当院では、年間およそ8,000件の内視鏡検査・治療を行っており、安全・確実で患者様にとって楽な検査・治療法を構築しています。
癌の早期発見のためにも、定期的な内視鏡検査をお勧めします。




さまざまな内視鏡治療

内視鏡的粘膜下層はく離術(ESD:Endoscopic submucosal dissection)

EMRは、一度に切り取ることができる病変が、スネアと呼ばれる金属の輪の大きさが約2cmまでと制限があるのに対し、ESDでは専用の処置具を使い、EMRよりも広範囲に病変をはく離することが可能な治療法です。
はく離された病変は、最終的に顕微鏡で、詳しく確認します(病理検査)。

内視鏡的粘膜下層はく離術(ESD)の治療画像
食道の内視鏡    
 
早期食道癌の範囲を内視鏡で確認   内視鏡ではく離した様子
     
胃の内視鏡    
 
早期胃癌の範囲を内視鏡で確認   内視鏡ではく離した様子
     



内視鏡的消化管止血術

消化管からの出血の大部分は、開腹手術することなく、内視鏡で止血することが可能です。
その方法として、クリップによる縫縮(下図参照)、止血部位への薬剤の局所注入、高周波電流による焼灼などがあります。

内視鏡的消化管止血術の治療画像
 
大腸憩室からの出血を確認。   クリップで止血します。




内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST:Endoscopic sphincterotomy)

内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管の出口にあたる乳頭部に専用器具を挿入します。
次に高周波にて切開を行い、中にできた胆石を砕いたり取り出したりする治療法です。

内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)の治療画像
 
採石具を用い、胆石を採石してい
ます。
採石透視画像
内視鏡やX線で用い石の位置を
確認します。
   



内視鏡的静脈瘤結紮術
(EVL:Endoscopic Variceal Ligation)

肝硬変等に伴う食道や胃の静脈瘤(静脈の一部の壁が異常に拡張し膨れあがっているもの)自体をゴムバンドで止めることにより静脈瘤の血流を遮断し、破裂・出血する前に治療します。

内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)の治療画像
 
食道静脈瘤を内視鏡にて確認。   ゴムバンドで結紮(けっさつ:
血管などを縛ること)し、静脈瘤
を消失させます。


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